セミリタイアとは!メリットとデメリットも紹介します

セミリタイア
この記事は約9分で読めます。

昨今の新型コロナウイルスの影響がまだまだ長引いていますね。せっかく計画的にセミリタイアを目指していたのに、コロナによって仕事が減らされて満足に資金が貯められない人も少なくないのではないでしょうか。

セミリタイアを目指して本業を頑張りつつ、妻と娘を抱えながらこそっと副業や投資を頑張っていますが、自分の周りでは会社の業績が思わしくないから新たに副業をやったり、投資の見直しをしたりする人が多くなってきました

自分はこのブログ名の通り、セミリタイアを目指している人間の一人です。このご時世、セミリタイアに憧れているもしくは目指している人はごまんといると思いますが、セミリタイアをするにはどうすればいいのか、セミリタイアの利点や欠点、そもそも本当の意味でのセミリタイアとは何なのだろうか、といったような疑問を抱えている人もいると思います。

このブログでは、セミリタイアのために娘と奮闘し夢を成し遂げていく方法や過程を綴ったものになります。セミリタイアのやり方やアドバイスはもちろん、副業や投資などの記事も作成していますので、そちらもご覧ください。

そもそも“セミリタイア”とは?

実は、“セミリタイア”という言葉は和製英語なんです。semi-とは日本語では「半分」という意味で、retireとは日本語では「引退」「退職」「隠居」という意味です。直訳すると「半分引退」といったような意味になりますが、すなわちほぼ引退状態にあるということですね。

ここで、いわゆる“完全リタイア”と何が違うのかを説明します。

完全リタイアは自分が何かしら動いて少額ながらも収入を得ることすら必要とせず、完全に今までの自分の資産や貯蓄のみで生活していくことです。働くという行為をせずとも生活ができ、24時間365日が自分の自由な時間なので、やりたいことを好きなだけやれる、家族との時間を大切にできるなど、素晴らしいメリットだらけです。

しかし、完全リタイアを成し遂げるのは至難の業であり、宝くじでも当たらない限り普通の人の資産ではほぼほぼ無理です。また、まったく働かないというのも実は人間に少なからずストレスを与えるという研究報告もあります。

若い頃より社会のために真面目に働いてきた人ほど、いざ仕事が全くないという状態になると何をしていいかわからなくなり、ストレスを感じて結局軽く働く人も少なくないそうです。

完全リタイアは実現がかなり難しいのでおすすめできませんが、普通の生活を送っている人にも大いに実現可能なのが“セミリタイア”です。

セミリタイアとは、上記の通り「半分引退」の状態です。どういう意味で半分なのかというと、自分の貯蓄と資産に加え、自分の自由な時間を阻まない程度に働いて収入を得て生活をするというような感じです。

半分引退状態なので、メインの仕事をやめても自分で何か収入を得る手段が必要になります。生活を成り立たせるために働く程度や、どれくらいの生活水準を望んでいるかによって、収入を得る手段や大変さは変わってきます。

しかし、セミリタイアは、普通に働いていると自分の時間や家族と過ごす時間があまりないため、自由な時間を得るという目的を共通認識として持っている必要があります

もちろん、セミリタイアの目的は千差万別ですが、時間の確保を目的としないのであれば、普通に働いていたほうが環境も世間体も良いです。

わたしたちセミリタイアを目指す者として、お互いに共通した目標を持つことはモチベーションにもなり最大の武器にもなります。

ここで言ったセミリタイアの役割は、自分たちにどんなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。それを今から説明します。

“セミリタイア”のメリット

実はセミリタイアは、メリットがたくさんあるんです。普通に働く場合や完全リタイアの場合と比較して見ていきましょう。

  • 自分の自由な時間を確保できる
  • 大切な人たちと充実した生活が送れる
  • “完全リタイア”と比べて実現しやすい
  • 適度に働くため、仕事をしていたときの過酷なストレスもなければ、「何もしない」というストレスも抱えない
  • 頑張ればほとんど働かなくても生活していける→“完全リタイア”の実現に一歩近づく
  • 好きな時間に働ける
  • 在宅で仕事がしやすい
  • 生活リズムを整えることができる
  • 好きな場所に住める
  • 面倒な人付き合いがない

他にもありますが、特に紹介したいメリットがこちらになります。

やはり、時間を自由に使えるというのは最大のメリットだと思います。お金があっても時間がないと何も成し遂げられません。投資の世界では、最も価値の高い資金の一つに「時間」が挙げられているくらいです。時間があれが、副業だけでなく投資などにも目を向けられますね。

また、家族と一緒に過ごしたいけど仕事でなかなか難しい、という人ほどセミリタイアはおすすめします。

セミリタイアでの副業は在宅で行っている人も多く、家族との時間も一気に増えます。

また、通勤時間が無駄、生活サイクルがめちゃくちゃ、人間関係がストレス…そう考えている人もぜひセミリタイアを考えるべきだと思います。そこに費やしている時間こそ、あなたにとって価値の高い資産なのです。

みわ
みわ

いままではパパとあそべるじかんがすくなかったけど、ママもパパもおうちにいてくれるとたのしいね!

“セミリタイア”のデメリット

メリットについていろいろと説明してきましたが、メリットばかり並べられるとかえって不安になりますよね?

そこで、次はセミリタイアのデメリットについて紹介したいと思います。

セミリタイアのデメリットとは…

  • 収入面で不安が残る
  • 社会との繋がりを得にくい
  • サラリーマンの恩恵を受けられなくなる
  • 世間体

主なデメリットを紹介しました。デメリットというと聞こえが悪いですが、実はデメリットはメリットに繋がることもあるんです。

デメリットについては、一つずつ見ていきましょう。

収入面で不安が残る

なんといっても皆さん気になるのが、「収入が不安定なのでは」ということですよね。

サラリーマンの最も強いところは、やはり「安定した収入」でしょう。しかし、能力と給料が見合っていなかったり、今の給料で家族を養っていくのが難しかったりと悩みを抱えている場合、「安定した収入」という要素は逆に自分の足枷となって、数多くの選択肢を選びにくくしてしまっています

そうなると、「安定した収入」というのは逆にデメリットとなってしまいます。しかし、やはり「安定した収入」というのは魅力的なもの。副業よりもまず、転職という形をとる人が多いのではないでしょうか。

しかし、新型コロナウイルスが流行り仕事が激減し、就職先がないという状態が長らく続いています。よほど特定の分野に強かったり、こだわりを持って仕事をしたいという熱意がない限り、転職活動だけで体力と精神が削られてしまいます。

ここで、思い切って「安定した収入」という足枷を外してしまいましょう。先ほどまで述べてきた「安定した収入」とは、あなたの時間を買われた結果のいわゆる「値段」です。他人に安く買われるより、自分自身で時間を有効的に使い、副業などで無理のない、しかし満足のいく収入を得ましょう。

社会との繋がりを得にくい

セミリタイアをすると、どうしても仕事をしていたときよりも人と接する時間が極端に短くなります。特に人間関係が疲れてセミリタイアをする人や、一人で仕事をしたい人なんかは、意識して副業も一人でやるのではないでしょうか。

人間関係の悪化は、離職の原因でも上位に食い込むほど現代では問題となっています。セミリタイアで副業をする場合、最初は自分だけで動くことが多いので人間関係には悩まないかもしれません。

しかし、情報社会の今でも“人”はまだまだ貴重な情報源。ネットや本も、人が情報をそれら媒体を使い発信しているのです。

人間関係が希薄になってしまうと、情報収集に苦労します。セミリタイアでは副業や投資から収入を得ることになりますが、副業や投資では「最新の情報」が何よりも大切です。

“人”がいないと情報収集は苦労しますが、なんと、意外にも“人”と繋がるのは簡単なのです。

そう、副業にも欠かせない「SNS」です。最近では、社会人サークルや特定分野のコミュニティのメンバー募集にSNSを使うのは常識なのです。

SNSを駆使してまずは“人”と交流をもってみましょう。いつでもだれでもどこでも、好きなときに交流でき、情報交換ができます。

嫌な飲み会に参加を促され、上司から理不尽なお小言をくらう生活とおさらばしましょう。

サラリーマンの恩恵を受けられなくなる

この要素は、ある意味「安定した収入」を得ることよりも重要かもしれません。

サラリーマンの恩恵とここでは言っていますが、つまり「福利厚生」などです。福利厚生で思い浮かべるのは、有給休暇や他○○休暇、産前産後休暇や育児休暇がありますよね。健康診断や賞与も、恩恵という意味では重要です。

セミリタイアをして副業感覚で仕事をする場合、どこかに勤めるという手段をとらなければこういった恩恵は受けられません

特に女性は、産休育休は手当てがもらえるので妊娠・出産するまでは仕事をやめない人も多いですが、セミリタイアを目指している段階で妊娠を希望している場合、こういった恩恵を受けられないのは損です。

しかし、実情は、こういった福利厚生が満足に受けられていないケースがほとんどです。大企業でもない限り、有休を全消化することはもちろん、一日でも取ると嫌な顔をされることが少なくありません。同じ理由で、産休育休をフルで取った場合、元のポジションに必ずしも戻れるとは限らないため、泣く泣く退職する人もいます

また、健康診断は義務であるにもかかわらず、中小企業では従業員に健康診断を受けさせていないところがほとんどです。おそろしいことに、経営者が健康診断を義務だと知らない場合が圧倒的に多いです。

このように、表面だけ見るとサラリーマンは「福利厚生」という恩恵が受けられる強みがありますが、実際に機能しているところは少なく、これは国全体の問題として政府も掲げています

セミリタイアをするとそういった恩恵は受けられませんが、自分の好きな時間に寝て好きな時間に起きて、好きな時間に働いて好きな時間に休む。休む日も自由に決められ、休んでいても仕事がしたくなったらできる。通勤時間もなく、服装も自由。これは、実はサラリーマンの福利厚生以上の恩恵なんです

そもそも、福利厚生が魅力的な会社で働いている人はおそらくセミリタイアする必要もなければ、セミリタイアしたいという発想にもなりません。

少なからず「セミリタイアしたい」と思う気持ちがある人は、現状に何かしらの不満があるのです。福利厚生が機能していないのならば、セミリタイアをして独自の福利厚生を作るのもいいかもしれませんね。

世間体

都会ではなかなか感じませんが、田舎などの狭いコミュニティに所属していると、知らないうちに自分の職業が知れ渡っていることがあります。

そのとき、セミリタイアをして副業で悠々自適に生活していても、意地の悪い人は「無職だ」「仕事をしない人」と判断してくるでしょう。

それを、「僻みで言っているだけだ」と軽くあしらえる人ならいいですが、思い悩んでしまう人も一定数いると思います。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大により「在宅ワーク」という働き方が徐々に増え始めています。

業種によっては在宅ワークが当たり前のところもあるので、世間体を気にする必要はなくなりました。逆に、在宅ワークを推奨している企業に所属していると羨ましがられることもあります。要は、自分の考え方次第なのです。

また、上記にも書きましたが、家で仕事ができる=好きなところに住めるというメリットもあります。人の目が気になる人は、人の少ないところに家を構えるのもいいかもしれませんね。

みわち
みわち

おうちにいてくれたほうがみわちもうれしいよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

セミリタイアの意味の説明や、実際のメリット・デメリットについて説明してきました。

もちろん、人によっては選ぶ手段によってメリット・デメリットの内容も違ってくると思います。

しかし、セミリタイアの目的は一緒です。同じくセミリタイアを目指している皆さんのモチベーションになるように努力していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました